今回は、不動産と株式について述べていきたいと思います。
資産運用手段として、古くから存在しているものに不動産と株式があります。
体感として、株式投資よりも不動産投資で財産を築いた方が多いという印象です。
その要因について述べていきます。
※あくまでも体感で過去の話です。
不動産は長期投資しやすい仕組みがあるため、資産形成に繋がった。
これが結論です。ではそれはなぜなのか?

- 値動きが見えにくい
- 売却にハードルが高い
- 収入が入ってくる
- 実際に使うことができる
株式と比較して上記の点から長期投資に繋がりやすいと感じています。
詳しく述べていきます。
1.値動きが見えにくい
株式は日々株式市場で価格がつきます。
前日比+●%とか、ストップ安等。そういったニュースが否応でも耳に入るため、売却をしてしまうことが多くなります。
一方、不動産では価格変動を見ることができないため、長期保有に繋がりやすいです。
2.売却にハードルがある
株式では、証券会社にログインしクリック1つで売却することができます。
また、ネット証券では手数料が低く、心理的ハードルがかなり低くなります。
一方、不動産を売却する場合には仲介会社を必要とし、面談・交渉等大きなパワーを使うことになります。
また、手数料も400万円超だと取引物件価格(税抜)×3%+6万円+消費税がかかることとなり、大きな負担となります。
他にも先祖代々の土地の場合には感情面からも売りにくくなります。
3.収入が入ってくる
アパートや駐車場など貸し出ししている場合は、定期的に収入が入ってきます。
売却すると、収入が無くなるので売却を躊躇する動機になります。
4.実際に使うことができる
株式は目に見えないため、実際に使うことはできません。一方不動産は実際に使うことができます。
自分で住むのに使うことはもちろん、家族利用、駐車場、アパート用地として活用等など。
自分で使っていたら、売りにくいですよね。長期保有に繋がります。
上記のように不動産が持つ特性は長期投資のエッセンスになります。
不動産が持つエッセンスを有価証券運用で活かす方法をご紹介します。
1.債券投資
「定期的に収入が入る」×「価格が見えにくい」という2点を債券投資では活用することができます。
現場レベルで見ると、債券投資家の数は自体は多くはありませんが、長期投資家の比率は極めて高いです。
国内債券に加えて外国債券等も加えてポートフォリオを組んでみるとインフレリスクにも対応できるためオススメの手法の1つです。
2.高配当株投資
「定期に収入がある」という点で高配当株投資もおすすめです。
値上がりを狙う投資方法よりも長期投資している投資家が多いです。
ただし、値動きは毎日見ることができるので注意が必要です。
3.融資型クラウドファンディング
投資家から集めたお金を、借り手に貸して運用するというものです。
新しい投資手法ですが、「価格変動が見えない」×「売るのにハードルがある(できない)」×「収入がが入ってくる」という点から魅力的です。
まだ歴史は浅いため、大手のクラウドファンドを活用するのが良いでしょう。
不動産が持つ長期投資に繋がるエッセンスを有価証券運用にも転用し、長期投資に繋がていきましょう。
※本記事は特定の商品を推奨するものではありません。投資は自己責任でお願い致します。


